【英会話頻出】Getの活用法
今回はビジネスでも日常会話でも最重要単語と言っても過言ではない単語、Getの活用法について紹介したいと思います。
このブログを書く前に他のブログ等で紹介されているGetの使い方を見てみましたが、イディオムを並べているだけのものが多く、会話で使われる頻度にフォーカスしたものはありませんでした。
そこでこちらでは日常会話・ビジネス会話のどちらでも使える便利な表現に絞って紹介したいと思います。
- 1. I get it ! 「分かりました」
- 2. get + 形容詞/過去分詞 「~になる」
- 3. get + 物 + 過去分詞 「物を~という状態にする」
- 4. Did you get a chance to ~ 「〜してくれましたか」
- 5. get + 人 + 物 「人に物を渡す」
1. I get it ! 「分かりました」
I get it ! はめちゃくちゃ使えます。 I got it ! と過去形にしてもOKです。
過去のエントリーでも紹介していますが、メールでも使えます。
例文はこちらです。
Sorry, I didn't get it, could you please explain it again?
2. get + 形容詞/過去分詞 「~になる」
〜になる、と状態の変化を表すgetです。
どういうことか説明する前に、以下の2つの文の違いが分かりますか。
- I was angry with him yesterday
- I got angry with him yesterday
1番の表現は昨日怒っていたという事実を述べているだけです。昨日より前がどうだったかというのはここからは読み取れません。
しかし2番目の表現は昨日彼が何か怒らせるようなことをしたんだな、というニュアンスになります。つまり、一昨日以前は彼に特に怒りの感情はなかったけど、昨日彼の何かしらの行為が私を怒らせた、というニュアンスになります。
同様の表現に become がありますが、形式ばった感じがあるのかあまり使われませんね。
使い方の例は以下の通りです。
- I got confused
- It is getting warm
- How did you get to know her?
3. get + 物 + 過去分詞 「物を~という状態にする」
これも便利な表現で使い方としては「〜しないといけない」といったニュアンスで使うことが多いです。便利と言ったのは、日本語で通常話すニュアンスに近い表現ができるからです。
どういうことか例文を交えながら説明しましょう。
「提案書を今日中に完了させないといけない」ということをいう際に
I need to complete our proposal by end of today.
と言ってしまうと、「私が作業して終わらせます!」という風に聞こえてしまいます。
誰が、とかではなく単に資料を完成させる必要性について述べたいときは
I need to get our proposal completed by end of today.
つまりgetを使うことによって、責任者を明確にせずに物がどういう状態であるべきかを表現することができます。
4. Did you get a chance to ~ 「〜してくれましたか」
こちらも日本人っぽい婉曲表現です。
Did you check this?
と聞くと「やったのか!?」と問いただすようなニュアンスになってしまいますが、
Did you get chance to check this?
とすることで丁寧に確認することができます。
例)
- Did you get a chance to consider our offer?
5. get + 人 + 物 「人に物を渡す」
これも見落としがちですが、結構便利な表現です。
getは「貰う」だけでなく「渡す」という表現もできるのです。
注意が必要なのは giveとは若干ニュアンスが違うことです。
giveは私が持っているものを渡す/あげる、といったニュアンスを持っているのに対し、getは私が持っている持っていないに関わらず、あなたがその物を手にした状態にしますよ、といったニュアンスになります。
例えばマクドナルドで注文して、その場でパッと商品が出てこない場合、お店の人は「お席までお持ちします」と言ってくれると思うのですが、それに近いですね。
I'll get you hamburgers later.
例)
I get you the flier.
いかがでしたか。
今回はgetの活用法について特に使えるものに厳選して紹介しました。
getほどの便利さはありませんが、前回の記事で意外と使えるotherwiseについても例文交えて解説しているのでそちらもご覧いただければ幸いです。