富士通の英語力 その1

今は外資系企業にいるわけですが、前職では3年ほど富士通に在籍していました。

 

 

 

日系大手のSierとして就職人気ランキングでもIT系としては上位にランクしていた富士通も最近は早期退職募集などネガティブなニュースが目立ちますね。寂しい限りですが。

 

 

 

そんなわけで今日はちょっといつもと趣向を変えて、僕の前職である富士通株式会社の英語力について個人的所感を述べてみたいと思います。

 

 

 

 

そもそもなんでこんなことを書くのかですが、富士通時代、僕はリクルーターと言って採用活動にも携わったりしていました。

 

 

 

そこでよく学生から

 

「英語は出来た方がいいですか。」

 

「TOEICは何点くらいあればいいですか」

 

 

とまあ、英語コンプレックスな質問をよく受けていました。

 

 

ちょっと時代が違うとはいえ、今の学生も少なからず同じような疑問を抱くのではないでしょうか。

 

 

また実際に仕事で英語を使うのかも非常に気になるところだと思います。

 

 

 

なのでそんな学生および転職を考える人たちに日本の大手電機会社である富士通の英語力の実態を知ってもらえればなーと思い、書くことにしました。

 

また、富士通のみならず日立、NEC、東芝などなどその他の大手電機会社も実態は同じようなもののはずです。

 

 

 

 

 

とまあ、前置きが長くなりましたがここからが本題です。

 

 

 

 

まず結論から言ってしまうと富士通社員の英語力は結構低いです。

 

 

 

実話を1つ。

 

 

 

 

2012年、私が新卒で富士通に入社した年、当時は就職氷河期とか言われなかなか内定が出ない時代でした。

 

 

 

同期は700人弱くらいいたと思いますが、ほぼ全員が高学歴でしたね。

早稲田、慶応だけでも相当数いましたし、MARCHや関関同立レベルの大学以上を卒業した人だらけした。

また当時は就活において英語、とりわけTOEICスコアが武器の1つ、みたいな風潮があったので、結構みんなTOEICは勉強していました。

 

 

 

 

そんな頭のいいみんなが頑張って入社した富士通で、入社後1ヶ月後くらいに新卒全員で一斉にTOEICを受けたことがありました。

 

 

 

 

合格点は600

 

 

 

 

600を切ったら宿題が出される、確かそんなペナルティだったと思います。

 

 

 

 

 

みんな余裕でクリアするんだろうなーと思っていましたが、、、

 

 

 

 

 

 

なんとクリアしたのはたった3割ほどでした。。

 

 

 

 

すなわち残りの7割は600未満です。。

 

 

 

 

 

正直、衝撃を受けました。

 

 

 

 

自分はその時がTOEIC初受験だったのですが、確か730くらいだったかな。

 

 

 

 

みんな成績優秀なはずなのに意外と英語は出来ないんだという事実を知ったのと同時にあ、やっぱり自分って英語得意な方なんだなと改めて自信を持たせてくれた体験でしたw

 

 

 

 

 

ただ誤解しないで欲しいですけど、もちろん900超えるような猛者も結構いました。少数派であることは間違いないですが。。

 

 

 

 

 

 

高学歴のわりにTOEICスコアが低いというのは事実ですが、当時の僕の周りには「俺はグローバルにバリバリ働くぜ!」みたいな意識を持った人間も少なかったので、英語ブームの中でも英語にあまり関心を持ってない人が多かったということも点数の低さの原因に挙げられるかもしれません。

 

 

 

 

 

なので結論として、英語は出来なくても富士通、ひいては大手電機企業への入社は全く問題ありません。

 

 

 

 

ただもちろん、グローバルに働きたいとかいう志望動機を掲げて英語ができないのはダメですよ?

あくまで入社するだけなら英語は不問ということです。

 

 

 

 

 

悩める就活戦士の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

今度はその2として実際に仕事で使う機会があるのか、という側面で記事を書ければと思います。